2月17日!昨年建設した智恵文の家に行ってきました。
天気は良かったものの、外気温はマイナス15度ほどで、
1月の寒い日はマイナス30度近くまで下がるとか??
ともかく、室内温度との差が40度もあるこの家を検証してみることにしましょう。
北側にある玄関の風除室引き戸には霜が付きマイナス15度ほど!
上を見上げるとロフトから排気されているフードの外は水蒸気で壁に霜がつくほどです。
一方東側の日が当たっていた壁は表面温度が25度にもなりぽかぽか!
南側に出ている暖房ボイラー(灯油)の排気トップにはつららが下がり、
内部の給気部は結露を抑えきれない(排気熱で加温しきれないため)
一方玄関横にある勝手口を入ると野菜貯蔵スペースがあり気温は1度ほど
リビング室内に入ると薪ストーブの影響もあってか27度とちょっと高め
リビング窓下にある床ガラリの下は窓のコールドドラフトも吸い込んで17度ほど
リビングに取り付けた樹脂製引き違いの窓は、
室内の負圧に耐え切れず隙間風がにじみ出てきて凍りつくほどですが、
他の開きタイプの窓からは隙間風はなくここだけでした。
冬の乾燥でニレの無垢床フローリングは隙間ができますが、
夏に湿度が上がってくると元に戻ります。
2階に上がりリビング床面の温度を測ると、
1階とほぼ同じくらいの25度ほどで
三角屋根を表しにしているホクシン流の吹き抜け上部は床面と同じ25度ほどでした。
室内にはほとんど温度むらがなく、とても優秀な断熱性能だと思いますし、
心配していた第一種換気の結露・凍結も全く無く安心しました。
薪ストーブの給気部分は火を焚かないときは結露をしてしまうので、
少し工夫が必要と思ったことと、
樹脂窓の限界を見せつけられたようにも思いました。
今後の建物に活かしていきたいと思います。