マイホームプランを作り要望をカタチに /北広島市Y邸

取材(記事・写真) いえズーム編集部

北広島市のY様ご夫妻は、家づくりの検討段階で、あらかじめ住まいに関する要望をまとめたマイホームプランを作成されました。

項目は約60個。必ず必要は◎、出来る限り必要は〇、できればほしいものは△で仕分け、住宅会社候補4社に提出し、実現案を依頼しました。実際にマイホームプランとY邸を比較してみます。

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リビングと南側の庭を、大きな土間、ウッドデッキがシームレスに繋ぐ、日光もたくさん取り入れられるとても開放的なリビングです。
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これらはマイホームプランの中に書かれていた

◎屋内(リビング)と庭をシームレスに繋ぐ家
◎日光をたくさん取り入れて明るく暖かい家
〇南側の開けた眺めを有効活用
〇友達をたくさん呼んでパーティーができる家◎全体的に開放感を大事にしたい

を実現したものです。

ウッドデッキが土間と同じ高さでつながっているので、リビング、土間、ウッドデッキが広い一体の空間として、自宅でのミニキャンプ、ご友人とのBBQに大活躍です。2階とつながる吹き抜けもあり、広々とした印象です。奥さまは「外食はコロナが心配でもあるので、ウッドデッキで家族と焼肉をして楽しんでいます」と話してくれました。

収納力重視の玄関・土間・物置づくり

次は玄関、土間まわりのプランを見ていきましょう。 3.jpg 木製の玄関ドアと板張りの外壁が、暖かみのある家の印象になり大変似合っています。 30.jpg カーポートの後ろには物置を設置。実はこの物置、1.5階建てのスキップフロアになっています。カーポート側からは家族3人の自転車などを保管できますし、玄関側からは1.5階部分にある収納スペースにガーデニングの道具や趣味のアイテムが収納できます。物置をスキップフロアにするという提案にはYさんも驚いたそうです。 31.jpg 玄関をあけると正面には土間。右側には 11.jpg 収納力十分のシューズクローク、トイレ近くには手洗いもできる洗面所を配置しています。帰宅後、すぐに靴やコート類をしまい、手を洗ってからリビングに入れます。マイホームプランに書かれていた

◎木のドア
◎広めのシューズクローク(靴が多いため)
〇土間(アウトドア用品の整備、自転車ディスプレイ)
◎アウトドア道具保管庫、有孔ボードで収納
◎敷地内に駐車場2台分(カーポート有り)庭スペースを南側に確保する
◎駐車場の近くに趣味用品を収納できる部屋or倉庫(キャンプ、釣り、スノーボード、ロードバイク )

が実現しています。

キッチンはL型で収納力も重視

次は奥さまが重視されたキッチンまわりです。 10.jpg 「L字型システムキッチンは角の部分がデッドスペースになるのがもったいないですが、このタカラスタンダードのシステムキッチンは、角の部分を手前に引くと、キッチン内部がもれなく収納として使えます」と奥さま。

既製品のキッチンに、ダイニング側を板張りのカウンター、そしてL型キッチンに合わせて背面収納を製作し、広々としたキッチンに。キッチン横には保冷庫のあるパントリーも配置、整理整頓に活躍しています。マイホームプランに書かれていた

◎広いアイランド風キッチンでI型かL字型キッチン
◎強力な換気扇
◎コンロは3個以上、幅広タイプ
〇掃除しやすいコンロ
◎シンク広め
◎パントリー
◎台所に大きい窓
◎台所横に家事部屋(0.5坪程度。作業スペースと棚、身長に合った机)

をたくさん実現できています。ほかにも、

◎1階に客間兼和室(正方形の畳) 最初は子供スペース、時々来客の宿泊場所として

壁際のデスクは週の大半が在宅勤務の奥様のお仕事スペース。一段高い小上がりの畳の和室は客間です。

◎全体的にコンセントをたくさん

という要望に対しては

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土間とリビングの段差を活かし、目立たないこんな場所にもコンセントがありました。アイロンや加湿器、スマホなど思った以上にコンセントは必要になるのでコンセントは多めに配置しました。

ではYさんに家づくりの経緯を伺います。

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家づくりのきっかけは?

Yさん この家は、知人の実家だった大きな古家を中古で買って、5年間住んだ後、建て替えたものです。マンションではなく戸建てを選んだのは気兼ねなく暮らせて、子育て環境も重視し、庭で野菜づくりもしたかったからです。

築45年以上の家なので、冬がとにかく寒く、ロードヒーティング分も含めると、灯油代が年間約25万もかかっていました。暖かく省エネな家にしたいというのは大前提でした。友人や職場の知り合いなどが新築した住まいを拝見させていただいたり、住宅展示場やハウスメーカーも見て回ってマイホームプランを練り上げていきました。

住宅会社選びは?

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Yさん ログハウスにも近いような、自然素材をたっぷり使ったナチュラルな家が好きだったので、そういうテイストの住宅会社を4社、候補にあげました。3社は札幌圏内の工務店で、残り1社はログハウス系の全国大手でした。

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ログハウス系の全国大手は、間取りやキッチンなど私たちの要望を盛り込むと急に価格が上がってしまったので候補から外しました。最終的に選んだのは丸三ホクシン建設。

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提案プランの質の高さと予算内での柔軟性が決め手でした。この敷地は、道路に面した北側が低く、南側が高い傾斜地で、北側の擁壁は補修、そしてその後も維持コスト負担が必要な状況でした。ホクシンさんは建て替えのタイミングで擁壁を造成し直し、その際に段差を活用して、カーポートの後ろ側を1.5階の物置にするという魅力的な提案をいろいろしてくれたのです。

住み心地は?

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キャンプやアウトドアが好きなので、薪ストーブを土間においてもらいました。灯油セントラルヒーティングで暖房設備しているので、それでも暖房できますが、真冬は、朝起きて薪ストーブを焚くのが楽しいですね。

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土間は子どもはもちろん大人もそこを素足で歩いてリビングのように使っています。2019年12月に住み始め、高断熱高気密で窓もトリプルサッシを使っているのでとても暖かく光熱費も大変安くて助かっています。要望をたくさん実現できた家づくりはとても満足しています。

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